2012年12月25日火曜日

科学の新しい考えは、反対者を説き伏せることによってではなく、むしろ反対者がいずれ死に絶えるがゆえに勝利を収めるのです

ふと思い出したので、遠い記憶を求めてシークエンス。拙mixi日記2008.07.20コピペ。

 某ブログを読んでいて思い出したのでメモ。大抵はそうだけど、時としてそうでない場合もあるということ、だからこそ、それを目にしたとき、人(わたし)は感動する! 

『ミトコンドリアが進化を決めた』P125 
1970 年代の中ごろには、まだ分子レベルの現象をいろいろ解き明かす必要があり、それが物議をかもしていたものの、大半の研究者はミッチェルの見方に同調するようになっていた---ミッチェルはライバルたちがいつ「転向」したかを示す一覧表まで残していて、彼らを激怒させた。彼が1978年にひとりでノーベル化学賞を受賞したことも、冷遇される一因となったが、その飛躍的な考えは単独受賞に値していたと私は思う。かつて10年ほど精神的につらい期間を過ごし、生体エネルギー論の敵対的な研究者に加え、病気とまで戦った彼も、最高に手厳しかった批判者の転向を、生きて目にすることができたのである。ノーベル賞の受賞講演で彼らの思想的な寛大さに感謝の意を述べた際、ミッチェルは偉大な物理学者マックス・プランクのこんな言葉を引き合いに出している---「科学の新しい考えは、反対者を説き伏せることによってではなく、むしろ反対者がいずれ死に絶えるがゆえに勝利を収めるのです」。この悲観的な言葉を反証してみせたのは、「非常にうれしい成果」だった、とミッチェルは言っている。 

『ミトコンドリアのちから』P179 
ミッチェルは晩年、自らが提唱した生体エネルギー学からさえも抜け出したいと考えていたらしい。そして、カール・ポパーの科学哲学に共鳴しつつ、「科学の人間性」について思索を巡らせた。科学は客観的真理を扱うと思われがちだが、本当は人の心が実在世界を捉えることによってなされるのだから、科学の人間性を探求しなければならない。実験の限界も知らず、謙虚な態度を失えば、科学者は自分たちの学派に閉じこもってしまうだろう---ミッチェルはそう唱えた。自らの健康を犠牲にするほどの論争を潜り抜けてきた彼だからこそ、重みを持って伝えられる思想であった。 

(メモ)渡久地明の時事解説:改めて確信を持って常温核融合をおすすめする 
http://toguchiakira.ti-da.net/e1560943.html 
マックス・プランクが言ったように「科学の進展は葬式ごとに進む。」彼は次のように説明した。「新しい科学の真実の勝利は反対の人を目から鱗が落ちるように説得させるわけではなくて、むしろ反対派はだんだん死んでいき、その新しい真実に慣れた新しい世代が成長してくる。」 
 権力のある支配者層の科学者がたくさんいて、あまり理性のない熱情で反対しているので、自分が間違っていると白状できないから、研究は彼らが死ぬまで待たなければならないだろう。残念ながら常温核融合の研究者は引退した科学者が多くて、反対派の人よりも年上で早く死に絶えている現状だ。(まえがき) 

http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20080527/1211859138 

(メモ)巻頭言 信と不信 <GA Site> 
http://www.gasite.org/library/ucon133/index.html 
ドイツの大物理学者マックス・プランクは言っている。 
「反対論者をしだいに屈伏させて転向させるという形で重要な科学的革新が行なわれることはめったにない。サウロがパウロに変わることはほとんどないのだ (注=迫害者サウロは後に転向して使徒パウロとなり、不滅の名を残した。サウロはへブル名)。それが変わるのは、反対論者がしだいに死に絶えると次の世代は革新的な学説を支持するからだ。結局未来は若者の手にあるのだ」  

(メモ)支配としての模範 
http://www.nagaitosiya.com/b/paradigm.html 
クーンはマックス=プランクの次のような言葉を引用している。 
新しい科学的真理が勝利をおさめるのは、それの反対者を納得させ、彼等の蒙を啓くことによってではなく、その[年寄りの頑固な]反対者が最終的に死に絶え、当の新しい科学的真理に慣れ親しんだ新しい世代が成長することによってである。 

(メモ)趣味の経済学 民主制度の限界 
http://www.h6.dion.ne.jp/~tanaka42/seido.html 
研究はその分野の老教授が死ぬことによって進歩するという、マックス・プランクの言葉 

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