人間は食べたものを酸素で燃やして活動のエネルギーを得ている。酸素は常に補給しなけならないが、食べ物は数時間から一ヶ月?の間に補給すればよい。
なぜか? 酸素は貯蔵できないが食べ物は貯蔵できるからだ。貯蔵のかたちも一通りではない、今すぐ必要なブドウ糖や脂肪酸があまると、グリコーゲンやいわゆる脂肪や(ある意味たんぱく質も)としてしかるべき場所に貯蔵される。http://
ちなみに、脳細胞は主にブドウ糖をエネルギー源として利用するのに対し、心筋細胞は主に脂肪酸をエネルギー源として利用する。一方、最大のエネル ギー消費臓器のひとつである骨格筋はブドウ糖と脂肪酸のいずれもエネルギー源として利用する。ただし、骨格筋はブドウ糖と脂肪酸の両方が存在する場合には ブドウ糖を優先して利用する。http://
#ところで、酸素は何処で使われるのか?
エネルギーという視点で見ると、食べた栄養素(主に糖質(炭水化物)、脂質、場合によっては、たんぱく質)は最終的にATPに変換される。ATP は(細菌はじめどんな生物もこれを使用することから)エネルギー通貨とも呼ばれ、細胞の活動に必要な様々な化学反応のためのエネルギー源として使われる。 (筋肉の例:http://
ATPは個々の細胞内で作られる。ATPは解糖系、β-酸化、TCA回路、電子伝達系、酸化的リン酸化反応といくつかの系を通して作られるが、酸素は、電子伝達系の最後のプロセス、酸化的リン酸化反応で使われる。この過程でもっとも多くのATPが作られる。http://
ここでのポイントは、ATP製造に必ずしも酸素を必要としないこと。酸素を使うとATPがたくさん作れる、すなわち、食べ物に含まれるエネルギーを効率的にATPに変換できる、ということ。
このため、酸素系の細菌は多細胞化、そして、大型化が可能になった。人間もそう。http://
松岡:普遍性は、情報をつまんで貼り付けるカットアップ型か、情報を織り込むホールドイン型の二種類。つまり世の中には編集的現実性しかないということ。
茂木:たしかにコドン(遺伝情報の暗号)の世界も、普遍的な方法をもちながら結果の約半分がミスプリントで成立するわけだから、もともとネット社会は生命体とよく似た体質をもっていることになる。http://
#ここで疑問、
酸素は貯蔵できない、食べ物は貯蔵できる、なんか、バランス悪くないだろうか?
このアンバランスでも生きて来られたということは、食べ物は豊富にはなかったが、酸素は豊富にあった、ということだと思う。裏を返せば、進化の過程で食べ物を貯蔵する能力を獲得したからこそ淘汰されずに生き残ってきたともいえる。
つまり、何がいいたいかというと、貯蔵能力は、生きていく上で思っている以上に大事だということ。進化的に。
そういう意味で、人間の未来は、エネルギー貯蔵の技術にかかっているのかもしれない。要チェックである。
1. エネルギー貯蔵 超伝導
http://
2. エネルギー貯蔵 フライホイール
3. エネルギー貯蔵 圧縮空気
これらの技術が、下の技術革新において重要な役割を果たすだろう。
(メモ)エネルギー革新技術計画
http://
(メモ)よくわかる!技術解説 新エネルギー・省エネルギー技術分野 目次
http://
(メモ)TEPCO : おもしろ情報館
http://
(メモ)産総研:太陽光発電研究センター
http://
(メモ)太陽エネルギーで水から水素を作る(基礎研究最前線)
http://
(メモ)光触媒のページ
http://
(メモ)北海道洞爺湖サミットにおける『ゼロエミッションハウス』展示について
http://
(メモ)第3回新エネルギー世界展示会
http://
(関連)燃えやすいとはどういうことか
http://ghoti-sousama.blogspot.jp/2012/05/blog-post_4637.html
0 件のコメント:
コメントを投稿